生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

次男くん。

私の子供は2人。


亡くなった息子と6歳離れた次男がいる。


とにかく仲がいい兄弟。


別々の部屋があるのにシングルベッドに2人並んで寝ている。


お風呂も2人で入る。長風呂で音楽流しながら喋っている。


いつも2人で近所のコンビニに行き、良く目撃情報を聞き、いっつも一緒にいるなぁ〜って言われていた。


息子は自分が遊びに行く時は次男を連れて行く。だから次男は息子の交友関係が詳しくて葬儀の時は次男が対応してくれた。親が20歳の息子の交友関係なんて知る訳もないので…。

当時、中3の次男には荷が重く申し訳なかったな…。




そんないつも一緒の兄弟。


兄弟、いつも一緒だからか趣味や好みが同じだ。


次男が赤やピンクの服を選ぶのは息子が着ていたから。次男は息子がファッションリーダーだと思ってる。


音楽の好みもレゲエ系が多い。それも息子がよく聴いていた。




先日、次男の彼女を主人が見たみたいで「容姿が息子が歴代連れて来た女と同じやわ」と。



あ…女性の好みまで同じなんや(-_-;)




仲のいい兄弟。



プチ家出から帰って来たけど変わらず毎日、息子にお線香をあげる。



毎日、コンビニでよっちゃんイカを買って来て供えてくれる。



私は母親の立場で辛い想いがあるが、次男は兄を亡くした辛さがあるんだろうな…。



私は自分の事で精一杯で次男の辛さに寄り添う余裕がない。



ごめんな。

ごめんやで…次男くん。

お空での名前。

次男が小学生の頃、友達と話していて気になってたんだ…と聞いて来た。


「かしわの水炊きのかしわって何?」


かしわとは鶏肉の事。方言なのか親世代の人は鶏肉の事をかしわと言っていた。



主人が次男にそう話していた。



「簡単に言うとなぁ〜ニワトリの法名がかしわやねん、ニワトリ亡くなって、お空に行った時の名前がかしわやねん」と。



理屈はわからなくもないで…旦那さん(-_-;)



小学生に上手い事言うなーと笑いながら家族で会話をしていた。








息子が亡くなり法名を頂いた。


息子の法名をみながら、この子の一生が幸せに…と私達が考えた、親としての初めての仕事が名付け。その名前が変わったんだと。



次男が法名って何?と聞いて来た。



「兄ちゃんが、天国で使う名前。ここで使っていた名前とは違うんやで…と。」主人が言っていた。


「ニワトリも天国に行って、かしわって名前に変わるやろ?似たようなもんやな…」


どない言うねん…あんたの例え!



「ニワトリの来世はかしわとなって、人に食されて人が健康で豊かになるねん。ニワトリにとっては人の役に立ち、幸せな事なんや」と。



「兄ちゃんも名前が変わって天国で生まれ変わって幸せになれるように見守ってあげないとあかんな」と、次男に話していた。




主人の言いたい事はわかる。


次男や親戚の子供に法名の説明を分かりやすく面白く話してくれてたんだろう。



息子が言ってるよ。



「ニワトリと一緒にすんな!」って(笑)




法名をみながら名前を付けた時と同じ想いになった。



名前が変わっても向こうでは幸せに笑って過ごして欲しいな…と。



何処にいようが、名前が変わろうが願いは同じ。


親が子に対する想いや願いは変わらない。

1年前の約束。

昨年の七夕の日にゼリーを作った。




(初めて画像を載せるのでちゃんと出来てるか心配…(-_-;)




七夕風にカルピスとサイダーで三層のゼリー。




家には寝るだけに使用していた息子だから本人の分は作ってなかった。



この画像をタイムラインにあげていたら息子から「俺も食べたいな〜お母様♡」とメッセージが入っていた。


「残念ながらありませぬ…」


と、返信した。


その日、たまたま帰宅した息子が「ほんまにないんやー」と。



「来年の七夕の日に作ってあげるから待っとき!!」


「来年?すぐ食べたいな〜♡」


「織姫様とお母様は一年に一度、活動しますので来年、作ります!」


なんて会話をした。


普通の日常会話だ。



ホントはすぐに作るつもりだったが父が亡くなったりとバタバタして作れないまま1年が経過してしまった。



だってなぁ…



一年後には居ないなんて考えてもみなかったもん。



だから、約束なんてしなければよかった。



ワガママ言いやがって!って愚痴をこぼしながらも食べきれない位に作ってあげてたらよかった。



あんたが居てさえくれたなら、この約束は果たせたのにな…。




皆さんのお願い事が、少しでも叶いますように…☆