生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

止まる時間。

息子が旅立ってから時間が経過を増すごとに思う…。



私は息子が旅立ってから時間が止まってる。



息子の成長と共に歩んで来た母親としての時間は、息子と共に歩みが止まってる。



周りを見渡すと私だけが取り残されているようだ…。


私の時間が止まってるからだ。




家族に対しても思う。



次男は高校生になり、アルバイトを始め今までにない自分の時間を持ちはじめた。


これは成長の過程なんだろうけど、あまりにも生活の変化で私がついて行けずに置いていかれているようだ。




主人は基本、仕事人間。

嫁は家を守り男は仕事をして養う…昔の人の考え方の人。いつの時代やねん!とツッコミたくなる(苦笑)


息子が旅立つ前から変化はない。

ただ昨日の日記の件があってから見方が変わってしまったのは事実。


私が息子の死を受け入れられずにいる。

時間が止まってるから。


主人は私を見てか、供養をしているが私にはまだ「供養」の段階まで時間が経過していない。



受け入れるってなんだろう。



理解しているんだけど出来てない。



たぶん、私の時間が経過するには、全てを受け入れる事から始まるのかも知れないな…。

亀裂。

2ヶ月前の事。


主人が勤め先の事務員の女性とラインをしているのを知った。


怪しい行動はあった。直感で女だろうと思った。



結婚して18年。


ずっと私を大切にしてくれて、いつも、どこに行くのも一緒の私達夫婦。



まぁ、ラインなら別にいい。



携帯を見たら内容が明らかに主人が相手の女性に好意を抱いてる内容。


怒りよりショックだった。


息子が亡くなり1人で塞ぎ込んでいた私を生きる励みになったのは家族の存在。


とても主人の存在が支えになってたのに。


主人が言っていた。


ラインを頻繁にするようになったキッカケは息子が亡くなった事だと。


相手の女性は主人と同じ歳。


子供も同年代で息子は主人の勤め先にアルバイトに行ってたので面識もあり他人事ではない、と。


特に母親として、私の事が心配で主人も相談をしていたそうだ。



もう…ショックしかない。



私は主人に支えられていたが、主人は私には頼ってはくれなかった。私じゃなかったんだと。



社外で、しかも2人きりで会った事もないし手も触った事もない、と言ってる


好きにはなってなくてなり掛けてた…とも。



携帯を見た感じでは相手の女性は明らかに当たり障りのない返答。


アホ旦那…気付けよ〜相手にされてはいないって事に。



主人は謝り、ラインのやり取りは一切無くなった。それからは態度が変わる。


私は息子の死と主人の今回の件と更年期で不安定になっていた。


今まで以上に側にいて支えてくれる様になり努力をしてくれて償っている。



主人への不信感は無くならない。



息子を亡くした直後に恋愛感情が生まれる神経が理解出来ない。



でも、主人も苦しんでいたんだろな。



ふと、優しく手を差し伸べてくれた人に好意を抱いてしまったんだろな…。


私も自分の事で精一杯で主人の想いに寄り添えてなかったな、と反省。




でもやっぱり理解出来ない。


忘れる事も水に流す事も出来ない。



今、主人の償いや反省を見て、少しは忘れる事も水に流す事も後々、出来るかな…と。



息子の死から夫婦仲に亀裂が入ったが、まだ壊れてはいない。



これからも、夫婦で乗り越えなきゃ行けない事が沢山あるから…。

思い出す場所。

今日は次男の後輩、中学校の総体の日。


仲の良いママ友から応援に行くお誘いがあったが用事もあるから断った。


去年は次男が中学校最後の総体で家族揃って応援に行った。


私の横で声を枯らして叫びながら応援している姿を思い出す。


息子は陸上部。


ルールもあやふやなのに、必死に弟に呼び掛けてた。次男も嬉しそうに笑ってた。





たった1年前の出来事で当事者は居ない…。




本当は行こうと思えば行けていたんだけど、去年の楽しそうに弟の為に必死に応援していた息子を思い出してしまい、息子の居ない現実を見せられるのが辛くて行くのをやめた。



よく主人に言われる。



いつまでも引きずるのは良くないし、供養にもならないし…息子が心配するよ、と。





あんたに言われなくても自分が一番よく知ってるし分かってる!


ただ、どうする事も出来ないし、どうして良いかわからない。




私は息子を思い出す場所には今は行けない。




まだまだ受け止められない自分がいるから…。