生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

今なら理解出来ること。

主人は私と結婚前に従姉妹を自死で亡くしている。






ちょうど日曜日で自宅に居る時に叔母から警察から連絡が来たから車で連れて行って欲しいと言われ一緒に行ったそうだ。







嫁いでからは私も法事に行かせて頂いている。




最近になって叔母の一言を思い出すようになった。



「亡くなってから、いろんな御寺や神社を巡っていた。この子が何故、こんな事になったのか知りたくて」と。





自死遺族には自死遺族にしか理解出来ない…とある人が言っていた。




あの時は何も気にしていない言葉だったけど、今なら理解出来る。






それと理解出来なくて申し訳なかったな…と。










その叔母も数年前に病気で旅立った。






今日は叔母の命日。






今頃、2人で笑ってるかな?



息子とも会えてるかな?

「たけのこ炊いたん」。

今夜の夕飯に筍の煮物「たけのこ炊いたん」を作った。




これはこの時期に父が必ず作ってくれていた一品。息子の好物だ。




父が特養に入所してから私が毎年作るけど「爺ちゃんの方が上手い」と言われ続けていた。



息子はいつも父に「爺ちゃん、早よ元気になって筍、炊いてや」って言っていた。「やっぱり、おかんのより爺ちゃんの方が上手いわ」と言うと父が喜んで元気になっていた。




今年も作り父と息子に供えた。




きっと2人でダメ出ししてるんだろな(笑)





やっぱり「おふくろの味」ならぬ父の味…敵いません。完敗です(ノ_<)






何が足りないんだろな。。。





今は、教えてくれる父もダメ出しする息子もいない。





寂しい春だな。






でも二人一緒に「たけのこ炊いたん」食べてくれてる姿を考えて来年も作るんだろうな。。。

言葉は難しい。

ネットでこんな投稿を見た。






家族を亡くされてすぐの事。悪気ない言葉に傷付いた投稿者の話。



投稿者の同僚の一人の方は、とても丁寧に話をしてくれて寄り添ってくれたそうだ。


もう一人の同僚の方は茶化す様な言い方をされたそうだ。



7年経過した時、はじめの同僚の方は家族が亡くなった事を忘れている。


もう一人の方は、亡くなった月年度に必ず声を掛けてくれてるそうだ。「もう、7年も経つんだね」と。




その投稿者は「私が信頼できるのは後に出て来られた同僚の方だ」と書いていた。



人によっては言葉が苦手な人もいる。


相手を想う上で空回りし、良かれと選んで話し失敗しちゃう時もある、と。







私も息子が旅立ってすぐ、友人に「この経験が強くなれるんだよ。頑張って」と言われ言い返そうになった事がある。




こんな経験した事ない人に言われたくないし、こんな経験で強くなりたかないし…と。










今、その友人は事あるごとに息子に会いに来てくれている。



どんな友人よりも息子に会いに来てくれている。





この投稿を見て、私も知らぬ間に同じ事をやってるんじゃないか、と気付く。









言葉は難しい。





でも「想い」は必ずどんな形でも届くと信じる投稿だと思った。








しかし、その友人。


来ると仏間に入る時「おばちゃん、また来たでー。うるさいおばはん来たって思ってるやろー」と自分で言って爆笑してる。(笑)



最後に「おかんと次男はおばちゃんに任せてな」と言って帰って行く。




有難い。


きっと息子も「あのおばちゃん、また来たで」と笑ってくれているかと思う。