生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

遺影写真。

昨日は何かとバタバタしていて、あまり息子との時間がなかったので今日はゆっくりと過ごした。


中学生の頃は思春期らしいものがあまり無かったが高校生になり思春期に輪を掛け、素行の悪さに頭を痛めてた。


家にも帰らない日が増え、家には寝るだけの場所…と言う感じだった。


今の方が会話が多いなぁ〜。


って遺影に向かって会話した。


いた時は当たり前で、会話がなくても、家にいなくても寝に帰って来て、都合よく使ってくれるよな…なんて思ってたのに。




息子の遺影写真。


葬儀前に息子の嫁と次男、私達夫婦でスマホ片手に探していた。


そんな時ってなかなかいい写真が見付からないものだ。


息子のマイブームで真顔で写真を撮るってのがあり、大概の写真は真顔。


笑顔の写真は少なめ。


後は裸と中指を立ててる…それはさすがに使えない(笑)



決めた写真は家族の満場一致で決めた昨年の祭りの時に撮った写真で真顔。



その写真は嫁が次男と息子を撮った写真。



でも私のホルダーには同じ写真で1人だけ写っている。




亡くなる1ヶ月前の事。



息子と普通の会話をラインでしていた。


私が言った事に対して、面白くない、と答えた息子。玄人受けの笑いはあんたにゃわからんわ!って送った時に自分の写真が送られて来て…よく見てたらジワジワと笑えてくる(笑)と写真と共に送られて来た。



四十九日前に息子とのラインのやり取りを見返した時に気付きあの時の写真だ…と気づく。



だから私は嫁が次男と息子を撮った写真って事を知らなかった。


でも息子が面白いやろーと送って来た写真を知らずに遺影写真に使っていた。


私に面白いって送ってきた位の写真だから気に入っていたのかな…いや、お気に入りだと思いたい。



変な偶然、嫌な奇跡。



これから先、ずっと私は、この写真…息子に話掛ける。一方通行だけど…。

父の一周忌。

今月は父の一周忌。


昨年の7月26日に永眠。


入院中でいつどうなるか…と言われていたが行くと普通にしていた。憎たらしいぐらいにワガママで先生からいつどうなるか、と言う言葉が嘘の様でした。


私は3歳の時から父子家庭。


母は重度の育児ノイローゼで実家に帰って一度も会わずに他界。


一人っ子の私と父の生活は楽ではなかった。


貧乏でおもちゃを買ってもらったことがあまり無いが沢山の所へ連れて行ってくれた。


母が病気が病気なだけに私の子育てには積極的で孫をとにかく可愛がってくれて、リウマチであちこちの痛みもあるのに遊びに連れて行ってくれた。



父が亡くなって知人から


「親、兄弟、他人じゃなくて、娘のさくらちゃん家族に見送って貰えたって事がお父さんは喜んでいると思うよ…」と。



聞いた時に思った。



私もいずれ旅立つ時、やっぱり家族に見送って貰いたい…そう思えて寂しさが少し和らいだ。




息子の葬儀の最中に、知人から言われたその言葉を思い出した。



私は長男である息子に介護してもらって旅立つ…と、思っていた、と言うより、それが順番ってもんだ。



哀しさと同時に改めて娘の私が一人親の父を見送れた事が親孝行をした事なんだとわかった。



皮肉だ。



息子の死によって、自分の親の死を理解するなんて…。



今は素直に思えないけど、この意味がもっと理解出来たら…と思う。




今日はなぜかそんな事を考えながら父の好きなコーラとポテトチップスを供えて手を合わせた。



お父ちゃん…一人で何も出来ひん息子を頼むわなー!

今年の初夢。

息子の葬儀が昨年の12月31日。



その日は全く寝れなかった。

息子の側にいたくて、寝室に行こうと言ってくれた主人に先に行くように伝えたが時間が経過し朝が来た。



1月1日、さすがに主人が今日は寝室で寝るようにと、強引に連れて行った。



寝つきが悪かったが夢を見た。



息子の葬儀が終わって直ぐの夢。



私の子宮を全摘出しなければならない…と手術台の上で泣き叫ぶ私の姿の夢。



飛び起きたら汗をかき、息切れをしてた。



泣きながら主人を起こし、何も聞かずに主人のベッドの中で落ち着くまでいた。




残酷すぎる夢だ。


最愛の息子の葬儀直後に子宮まで無くなる夢なんて…。



私から息子がいなくなり、子宮まで…って。



母親として胸が苦しくなった。




これが私の今年の初夢。



この初夢は何を意味してるんだろ?



現実を受け入れられない私に現実を知らせてくれてるのかな?



そんなん、ご丁寧に知らせなくてもわかってる。



ただ、受け入れるのに時間が必要なだけ。



…。