生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

父の一周忌。

今月は父の一周忌。


昨年の7月26日に永眠。


入院中でいつどうなるか…と言われていたが行くと普通にしていた。憎たらしいぐらいにワガママで先生からいつどうなるか、と言う言葉が嘘の様でした。


私は3歳の時から父子家庭。


母は重度の育児ノイローゼで実家に帰って一度も会わずに他界。


一人っ子の私と父の生活は楽ではなかった。


貧乏でおもちゃを買ってもらったことがあまり無いが沢山の所へ連れて行ってくれた。


母が病気が病気なだけに私の子育てには積極的で孫をとにかく可愛がってくれて、リウマチであちこちの痛みもあるのに遊びに連れて行ってくれた。



父が亡くなって知人から


「親、兄弟、他人じゃなくて、娘のさくらちゃん家族に見送って貰えたって事がお父さんは喜んでいると思うよ…」と。



聞いた時に思った。



私もいずれ旅立つ時、やっぱり家族に見送って貰いたい…そう思えて寂しさが少し和らいだ。




息子の葬儀の最中に、知人から言われたその言葉を思い出した。



私は長男である息子に介護してもらって旅立つ…と、思っていた、と言うより、それが順番ってもんだ。



哀しさと同時に改めて娘の私が一人親の父を見送れた事が親孝行をした事なんだとわかった。



皮肉だ。



息子の死によって、自分の親の死を理解するなんて…。



今は素直に思えないけど、この意味がもっと理解出来たら…と思う。




今日はなぜかそんな事を考えながら父の好きなコーラとポテトチップスを供えて手を合わせた。



お父ちゃん…一人で何も出来ひん息子を頼むわなー!

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