生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

花火大会…再び。

昨日はウチの隣の市での花火大会。


毎年、日曜日開催って事で子供達が幼い頃から連れて行ってた。


また花火大会…。


また息子のたくさんの思い出によって押し潰されそうになる。



もう一つ、行きたくない理由がある。


車の運転だ。


私は運転が苦手。隣の市まで運転するのが怖い。道も混むから主人は細い道の抜け道を言ってくるから…。









でも今年は次男が彼女と行くと言ってた。

だから行かないと思っていて安心してた。




昨日の昼に主人に行かない事を確認すると「行きたいん?」と上から言われキレる。


「一言でも行きたいと言ったか?行きたかねーわ!(心の中では ボケ〜〜 と叫んでた)」



一気に主人の機嫌が悪くなり空気も悪くなる。



行かないと思ってゆっくり夕食の支度をしてると「さくら〜花火見に行きたくないん?ずっと家に居るから出掛けよーや」と。あと、行きたくない理由を聞いてくる。


息子の事は言えなかったが運転するのが嫌だと言った。主人はすでに飲酒していて運転が出来ない。


「道、言うから大丈夫、ナビより信用出来るから」と。



息子の事で気落ちしている私を見て誘ってくれているのを見て申し訳ないなぁ…と思って出掛ける事にした。




運転席に座って思う。




あんた…

私のために行くと言うなら、酒を辛抱して運転しろよ!!!!と。



あたしゃ〜ハメラレタ?(-_-;)




そんなこんなで出掛けた花火大会。





数年前までは家族四人で行ってたのが、息子が高校生になり友達や女の子と行くようになり、次男と三人で行ってた花火大会。




とうとう、夫婦だけになった。




普通なら子供の成長だと思って喜ぶ所だろうけど、いない息子の成長なんてない。







なぁ…息子。


やっぱし、おかんにはあんたが必要やわ…。

手を合わせるコト。

朝起きて、まずやる事がお仏壇のこと。


息子が亡くなる前から、我が家にはお仏壇があり、ずっと前からの習慣みたいになっているのかも…。



お供えやお花の水替え、簡単な掃除にロウソクに火を灯し線香、あとは手を合わす。





息子が亡くなってからお仏壇に手を合わす…と言う事が、しっくりこない。


ご先祖様には手を合わす。

自然な流れだけれども、息子に対して手を合わす…って事が私にはわからない。



亡くなってすぐに主人に「この子に手を合わす…ってこの子が亡くなったみたいやん」と言ってしまった。


主人は「亡くなってるんやで」と。







変な会話ですよね…。



亡くなった人に対して亡くなったみたいだから手を合わす行為は嫌だ、と言っていた。




未だに信じられなくて、

未だに受け止められなくて


ただ、嘘であって欲しいと願ってしまう。





暑い夏の日。



真っ黒に日焼けした息子に会いたくなった日曜日でした。

ママの味。

今日の夕食に玉ねぎを丸ごと煮込んだコンソメスープを作った。


次男はコンソメスープが大好物。


食欲なくても少しは何か食べれるようにと考える…おかんは大変だけど、それが幸せな事なんだと気づく。



帰って来て夕食はいらない!って言っていたが、コンソメスープを見て「これだけは食べて出掛けたい」と言ってくれたので出した。







次男が一言…

「あーコレコレ、ママの味♡」






おい…ママの味はミルキーやろ(-_-;)


それを言うなら おふくろの味 やろ…(苦笑)








急いで食べて彼女の所に出掛けて行った次男。明日、休みの主人が送ってくれると言うので二人で出掛けて行った。






ふと、思う。


息子にとっての「ママの味」って何やろ?








好きな食べ物はたくさん知ってる。

今日の次男みたいに出掛ける前に好物が夕食なら食べて出掛けて行ってた。




もう、作ってあげれない寂しさが込み上げて来て、涙がまた止まらなくなった。


息子に「何が食べたいん」って聞いてあげる事も出来ない。





母親の幸せのひとつに、家族の為に食事を作ることなんだな…と。