生きるってこと…。

長男が自らの意思で旅立ちました。

自分の気持ちや想いを整理しながら、家族の今とこれからを書く。

四季。

秋が終わる。


もう冬なんかな?









冬に旅立った息子。



今年一年は息子と四季を感じられず、旅立った冬になってしまった。








桜を見たり、夏の日差しを触れたり、紅葉の移変わりを感じたり…。








息子のいる場所には四季があるのかな?



雨や雪が降るのかな?



草木や花、動物なんているのかな?



それとも地獄で修行かな?




居ない息子に寒くなって来たから風邪引いてないかと思ってしまう。











姿かたちはなくても、やっぱり我が子が気になり心配なんよな…。





そして、会いたくなるんよな…。

夢の中でも。

息子がいた時も旅立ってからでも、私の夢には息子があまり出てこない。



出てきたとしても間接的に出てくる。




今日は息子の法事をする夢をみた。



法事なのに息子の写真には黒いリボンが掛けてあってビックリした。



夢の中の私は「縁起悪いから今すぐ止めて」と叫んでいた。









なんやねん、私。





夢の中でも現実を受け入れていないんやな…





来月の一周忌法要で身内やお寺に連絡したりしているのが頭にあったのかな…。











この一年。





もがき苦しんでいた。



受け入れてた部分もあれば納得出来ずにいる矛盾した自分がいて苦しい。







また夢で現実を思い知らされる。




最愛の息子に先立たれたんだと…。

あしあと。

息子が旅立ってから来月で一年になる。





今になってやっと当時を思い出す事が出来るようになった。


私は生きようと決めたから。


目的も生きがいもないけど、ただ生きてみようと思ったから。








息子が旅立ってからの私は、もう私ではなくなった。



私の横には常に人がいる生活になった。

もう、監視の様な感じだ。


私の前からは台所の包丁、ナイフ、ロープに長いタオルがなくなった。


右手の震えが止まらず、左手で右手を押さえている。


過食に走ってしまったのもこの時期。誰も居ない所で炊飯器の釜からご飯食べて吐いていた。







家族は支えてくれていた。



受験生の次男と特に仕事の忙しい時期に支えてくれた主人。




病院には行かなかった。

主人が大丈夫!と言ってくれたから。








でもバラバラになった。



きっと私だけでなく家族みんなが自分でなくなったのかも知れない…私みたいに…。











現在は台所の包丁もナイフやロープや長いタオルが元の場所に戻っている。


監視はなくなったがラインは毎日、何回かある。


手の震えはまだあるけど少なくなった。


過食はなくなった。









ぼちぼちだけど私は歩けてます。



家族も歩いています。





息子が旅立つ前の生活になんて戻れません。



未だに受け止められないけど、とりあえず生きてみようと思った、歩こうと思った。






一人で歩いてませんよ。

そんなに強くはないんで…。












私は頑張ってません。





周りと環境、時間に助けられている。









こんな家族もいるんですよ…。






あなたの大切な家族をこんな辛い想いをさせないで下さいね…。