アンパンマンと一緒な人。
昨年の今日は息子の通夜だった。
息子と一緒に居たかったが火葬場は元旦が休みという事で30日が通夜、31日の大晦日に葬儀を行った。
その日の暦は友引になっていた。
友引の日に葬儀はあまりいい事がないと言われている。「友を引く」とか言うみたい。
私は気にしないが主人は気にする。
お寺の住職さんに「今はあまり気にする人は少なく葬儀もよくある。」と言われ納得してた。
どちらにしても家族葬にするつもりだったから気にせずにいた。
葬儀会社の方から「友引の日の葬儀は棺に身代わり人形を入れて送るのですが愛用した人形やぬいぐるみがあれば一緒に入れてあげて下さい」と言われた。
すぐに嫁と一緒にいた次男に説明すると「アンパンマンがおるで」と言われた。
結婚して新しく暮らした所の寝室にはアンパンマンの人形があったそうだ。
次男もそれを知っていて「兄ちゃん、鼻もって持ち歩いていた」と。
だから息子の棺にはアンパンマンがいた。
少し大きめのアンパンマン。
主人が棺を見て次男に「こっちが兄ちゃんで、こっちがアンパンマンやで。間違えたらあかんからな」と言ってた。
最期までネタにされイジられてた息子。
あの日からアンパンマンを見て思い出す。
子供達の幼い頃の思い出と、息子の姿。
やっぱりアンパンマンは正義の味方やね。。。